「WEBを支える技術」読書メモ 第4部-② microformats
Webを支える技術 HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB press plusシリーズ) [ 山本陽平 ]
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概要
この記事は、今後の自分のために技術書を読んでアウトプットすることに重きをおいて書いている。筆者自身が重要だと思ったことを記事に書いていくので、この記事を見た人にとっても有益となれるとよい。
目次
HTMLとは
HTMLはHypertext Markup Languageの略。HTTP、URIとともにWeb誕生時に生まれた、ウェブにとっての基本的な技術の一つでマークアップ言語である。マークアップ言語とは、タグで文書の構造を表現するコンピュータ言語。
microformats
HTMLの中で更に意味あるデータを表現するための技術。リンクの細かい意味やイベント情報などを表現できる。
RDF
プログラムで処理可能な情報の意味を記述するための仕様として、1990年代後半に登場したのがRDF。「トリプル」と呼ばれる主語、述語、目的語の3つの組を使ってWeb上のリソースにメタデータを与え、プログラムがリソースの意味を処理できるようにする。しかし、以下の問題点によりRDFはほとんど普及しなかった。その問題を解決したのがmicroformatsである。
◯問題点
- 記述が複雑になりがち
- 統一的な記述がしづらい
- 対象データとは独立したメタデータが必要
microformatsの標準化
◯標準化済みのmicroformats
- hCalendar…イベント情報
- hCard…プロフィール情報
- rel-license…ライセンス情報
- rel-nofollow…スパムリンク情報
- rel-tag…ソーシャルタグ情報
- Vote Links…リンク先への賛否
- XFN(XHTML Frends Network)…友人関係
- XMDP(XHTML Meta Data Profils)…microformats自体のスキーマ
- XOXO(Extensible Open XHTML Outlines)…アウトラインフォーマット
microformatsの分類
◯elemental microformats
rel-licenceのように、リンク関係(<a>要素や<link>要素のrel属性)を使ってメタデータを表現するフォーマットである
◯compound microformats
主にclass属性を使って階層構造のあるメタデータを狂言するフォーマット
microformatsの問題点
class属性やrel属性の値だけでメタデータを特定するため、たまたま同じ値のclass属性やrel属性を持ったWebページがあった場合、プログラムがご判定を起こしたり、同じ属性を持った別のmicroformatsが作れくなったりする。
◯RDFa
上記の問題点を解決するために、標準化を進めているのがRDFaである。microformatsが持つ名前の衝突をXMLの名前空間で解決する。
リソース表現
microformatsは以下の弱点を補ってくれるリソース表現。microformatsを用いると、既存のWebページをそのままWebAPIとして提供できる。既存のページに与える影響も少なく、新しいAPIを開発することに比べれば開発コストはずっと低く抑えられる。
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